CROSS TALK座談会
売上高100億円を目指して。DBMは一人ひとりの意志で未来を切り開く。
2010年代は40億円台を推移していた売上高が、2025年に79億円を突破。急成長を続け、売上高100億円という大台もいよいよ目前に迫ってきました。そこで今回は、事業を牽引する4名に集まってもらい、これまでの変遷から100億円を超えた先にあるビジョンまで語り合ってもらいました。
MEMBER

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取締役
阿部

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技術マネジャー
渡邉

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HR
野上

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営業リーダー
山本
急成長を遂げるまでの背景 停滞を打ち破った「100億円プロジェクト」
急成長を遂げるまでの背景 停滞を打ち破った「100億円プロジェクト」










急成長した背景には、何があったのでしょうか。
阿部
2019年までの5年間、私たちは40億円台の売上高を推移していました。そのうち会社内では「50億の壁」なんて呼ぶようになり、「売上はそんな急に伸びるものではない」という認識も生まれていました。その状況を変えていくきっかけとなったのは、2020年に代表から「本気で100億円を目指す」という話があったこと。経営陣だけでなく会社全体を巻き込んだ「100億円プロジェクト」が発足しました。
渡邉
あれから現場の空気はガラッと変わりましたね。これまで、僕ら技術班はお客様や営業側から言われたことをいかにこなしていくか、という意識がありました。ところが、プロジェクトが動き出してから「他に汚れているところはないか」「もっと良い工法があるはずだ」と各自が率先して考え、行動するように。意識が変わるにつれて行動も大きく変わったのです。
阿部
結局、50億の「壁」だと自分たちが思っていただけで、実際は壁ではなかった。単純に自分たちの意識が変化していくと、これまでは行動量が足りなかっただけだったと気付かされました。
山本
私は会社がすでに50億円を突破しようとする2021年のタイミングで入社しましたが、入社したときから、自分の意志で行動することを大切にしている会社なのだと感じました。2025年8月から営業リーダーになりましたが、この価値観はいつまでも大切にしなくてはいけないと感じています。
野上
会社全体の熱量をいっそう後押ししていくことは、HRチームで採用・育成を担当する私の使命ですね。以前はHRがメインで採用活動を行う場面も多くありましたが、今は会社全体で取り組むように。例えば、学校訪問や説明会では、阿部さんや渡邉さん、山本さんが学生の皆さんに直接DBMの魅力を語ることも多くあります。これからさらに素敵な仲間に出会えるよう皆さんと一緒に採用活動を進めていきますが、私もより積極的に動いていきますよ。
渡邉
意欲の高い仲間を採用したいという気持ちは、HRや技術、営業という肩書きや部門に関係なく、皆持っていますから。何より、野上さんは関係する社員と「より良くしていくにはどうすべきか」と丁寧に打ち合わせを重ねながら採用に取り組んでくれるので、私たちは安心して自分たちの想いを学生さんの前で語ることができます。
急成長による組織の変化 一人ひとりの成長意欲が、会社の成長に
急成長による組織の変化
一人ひとりの成長意欲が、
会社の成長に









技術のレベルや組織の連携にも変化はありましたか?
渡邉
100億円プロジェクトが動き出したあたりから、全国の会社が清掃の技術力を競うコンテストで連続入賞をし始めました。実は私自身、つぎの大会に参加できる権利を社内で勝ち取り、仲間と一緒に大会に向けて日々練習を重ねているところです。
阿部
前回は全国大会2位だったからね。つぎこそ優勝するしかない!
※本座談会後の2025年11月に開催された全国大会において、渡邉は優勝を果たしました。
渡邉
はい!年の離れた後輩も練習に参加して、「こうしたほうがいいですよ」って言ってくれます。全員がプロとして学び合い、高め合える環境だからこそ、お互い、成長速度が加速していると感じています。
阿部
皆が成長したいって思っているということですよね。例えば、リーダーになりたい人に向けて、マインドの部分から実践的なところまで3年かけて学んでいく「アクションラーニング」という制度を作ったときは、10人の募集枠に対して2〜3倍の社員が手を挙げてくれた。この会社には、こんなに多くのリーダーになりたい仲間がいるのだと気付かされました。
野上
「学びたい」と参加してくださる方は、本当に多くいます。学びを後押しする環境がしっかりとあること、年齢や年次に関係なく自分で裁量を持って行動できることは、採用の現場で学生さんたちに伝えています。それを体現している営業や技術社員を見て、入社したいと憧れを持って来てくれる学生さんも増えています。
山本
私の管轄する神奈川支店の営業チームは、毎月の売上がおよそ1億円。若い営業メンバーが多くいる組織ですが、これだけの規模を任せてもらえるって、なかなかないことですよね。私は今期から後輩たちの育成や支店全体の売上管理やマネジメントといった仕事も始まりました。もちろん、うまくいかないところも多くあります。でも、そこは勉強しながら改善していけると先輩たちの姿を見ていて思います。
100億円突破を前に DBMの価値観や想いをいっそう浸透させたい
100億円突破を前に
DBMの価値観や想いを
いっそう浸透させたい










売上高100億円が見えているいま、取り組んでいることはありますか?
阿部
結局、私たちの仕事ってどこまでいっても「人」なんですよね。おかげさまで売上高が伸びていくにつれて、仲間もたくさん増えました。だからこそ、新しく入ってきた人たちに、私たちが長く大切にしてきた考え方や想いをしっかりと届けていかないといけない。一人ひとりが同じベクトルで進んでいけるよう、有志の社員を集い、DBMの企業哲学を、一冊の本に集約するプロジェクトも動かしはじめ、完成に近づいてきています。たくさんの新しい動きを生み出しながら、100億円を超えたときのために組織体制を整えているところです。
山本
お客様から求められる品質や期待値の高まりを入社してから実感しています。だからこそ、しっかりとそれに応えられる体制が必要です。いま、オフィスビルのお客様を増やしていこうと「ビルプロジェクト」というものも立ち上がり、次々と新しい動きが生まれています。もちろん超えていくべき壁はあるわけですが、未来がとても楽しみです。
渡邉
全員がリーダー、いや、“社長”だと思って働く必要があるし、私たちならそれができます。技術班も率先して営業班とコミュニケーションを取りながら売上・利益を生み出す方法を考えていけば、100億円どころか、200億円なんて数字も生み出せると感じます。
阿部
「社長だと思って働くこと」の大事さを、技術班が日頃の仕事で体現してくれているのは、すごく嬉しいな。
野上
私も本当に嬉しいです。大きな裁量を持って働ける、というのは営業も技術も同じですし、社歴や役職も関係ありません。意欲があればどんどんと会社を動かすことができるということを、皆に実感してもらいたいです。
100億円の先へ 視野をさらに広げて、チャンスを掴んでいく
100億円の先へ 視野をさらに広げて、チャンスを掴んでいく










最後に、今後の展望を教えてください。
阿部
100億円というのはあくまで通過点です。私たちの事業コンセプトは、「快適な環境を提供することで地球環境の発展に関わること」。建物管理から、公共事業、環境コンサルティングなど、視野を大きく広げて新しい事業にチャレンジしていきます。もちろん、実現するにはもっともっと勉強しなきゃいけない。貪欲に学び、皆で強くなっていく必要がありますね。
山本
視野を広げていくことは大事ですよね。これだけ公共施設や建物があるわけですから、柔軟に発想していくことで、まだ見えていないチャンスを掴んでいけるはずです。
渡邉
皆で実現するなら、一緒に働く仲間たちに会社がどんな未来を実現していきたいのかをリーダーをはじめとする多くの人がさらに語っていく必要があります。お客様に喜んでいただけることを一番に考えて働きながら、一所懸命、日々、お客様に届けていくことで自分の成長を実感できる。そんな会社を作ることが私の目標です。
野上
そうですね。だからこそ、何事も自分事で考えられる人にぜひ仲間になってもらいたいです。DBMは、当事者意識を持って仕事に向き合える人にさまざまなチャンスが訪れる会社です。成長させてもらう、ではなくて、自分から成長しにいく。影響を受ける、より、まず良い影響を周りに与えられる。何より私自身、そういう人が能力を発揮できる環境をどんどんと作っていきたいです。